よくある質問

毎年8月2日から7日までの6日間開催します。8月2日から6日までは夜間運行、8月7日は昼間運行と夜の花火大会・ねぶた海上運行が行われます。また、8月1日は前夜祭が開催されます。

青森市内中心部で開催しており、JR青森駅からは徒歩10分、青森中央ICから車で15分で運行コースに到着します。運行コースは全長約3.1㎞あります。ねぶたは車道を運行しますので歩道でご覧ください。

【令和5年運行コースのご案内】

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8月2日・3日は子どもねぶた(地域の町会・子ども会が制作したもの)約15台と大型ねぶた約15台が運行します。8月4日から7日までは大型ねぶた約20台が運行します。運行する台数、順番は毎日変わります。

ねぶたに大きなビニールをかけて運行しますので、雨でも中止はしません。今まで運行が中止になったことはありませんでした。

ハネト衣装(正装)を着て、運行スタート前までに運行コースに待機しているねぶたの団体へお入りください。

団体に所属していなくても参加できます。ハネトは自由参加ですので、事前の登録や当日の受付もありません。ハネト衣装(正装)を着て参加してください。

当日は大変混雑しており、また運行の妨げにもなりますので、途中からの参加はやめましょう。

青森市内のデパートなどで一式市販されています。また、衣装の貸出と着付けをしてくれるところもあります。

「(酒またはろうそくを)いっぱい(一杯)出せ」がなまって「イッペラッセ」となり「ラッセ」が残ったものだと言われています。

七夕様の灯籠流しの変形であろうと言われていますが、起源は定かでありません。青森におけるねぶたの記録では、享保年間の頃に油川町付近で弘前のねぷた祭を真似て灯籠を持ち歩き踊った記録があります。明治時代以降、青森では人形をかたどった灯籠(ねぶた)が主流となり、大型化していきました。昭和の初め頃までは担ぎねぶたが主流でしたが、現在のように大型化したのは戦後に入ってからです。
昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

農作業の妨げをする眠気を送り出す習俗「ねむりながし」の「眠り」が「ねぶた」に訛ったといわれます。方言で「眠たい」=「ねぶたい」と言います。
また、アイヌ語の「ネプターン」(奇怪、不思議)からだという説もあります。

ねぶたの制作日数は約3ヶ月かかります。ねぶた小屋内での制作は5月半ばからとなりますが、細かい部分はその前から手がけます。ねぶた師は祭りが終わると次の日から来年の構想を考え始めます。その年の終わりには具体案ができ、制作の依頼側と話がつき次第、顔や手足の制作が始まります。小屋に入ると急ピッチで作業が進み、追い込み時には徹夜の連続で、祭りの数日前ギリギリでようやく完成します。ねぶた師は一年中ねぶたのことを考えていると言っていいかもしれません。

ねぶた制作者を「ねぶた師」と呼んでいます。ねぶた師は下絵(設計図)、全体の構造、色彩等を決めるねぶたの専門家です。制作にあたる人数は、ねぶた師を中心に、電気・紙貼りなどで延べ300人にもなります。

台車(高さ約2m)も含めて、幅9m・奥行き7m・高さ5mの制限があります。重さは台車も含めて4トンもあります。台車自体は、大型車両の車軸・タイヤを活用し、発電器を収容するスペースを配置しての作りになっています。

総額約2,000万円です。そのうち、ねぶた師の報酬は約400万円で、その大半を材料費、人件費(電気関係・紙貼り等)に費やします。ですから、ねぶた師は本当にねぶたが好きでないとできませんね。

針金に和紙を貼っています。新聞紙片面の大きさの和紙(奉書紙)を約2,500枚使用します。昔は竹で骨組みを作っていましたが、今は針金で作っています。

5月上旬~ねぶた祭終了まで、「青森県観光物産館アスパム」うら「青い海公園」の一角に、ねぶたを制作・収納するためのねぶた小屋「ラッセランド」を作ります。入り口が開いている小屋については、自由に見ることはできます。ただ小屋の中に入るのは、制作している人に一声掛けてからにしましょう。また、ラッセランドでは7月上旬~8月6日まで、ねぶたガイドによる解説付きの見学ができます。

各団体によって異なりますが、ほとんどのものは解体されます。「ねぶたの家ワ・ラッセ」、他地域での催しで展示されるもの等、引き取り先が決まっているものはそれぞれ引き取られて行きます。また、その団体の自社のPR用として活用されることもあります。

1台のねぶたに500~1,000人くらい、多いときには2,000人が跳ねています。期間を通して約10万人ものハネトが参加しています。

初心者の方を受け入れている団体もありますが、各団体とも囃子賞を目指し練習していますので、すぐに参加することは難しいようです。囃子の楽器の一つである「笛」は澄んだ深みのある音色を出せるのに3年かかるとも言われています。また太鼓は、祭りの最後まで同じ調子でたたき続けるため体力と熟練が必要になります。何年も練習を重ね、本番のねぶた祭で揃った囃子を奏でることができます。
各運行団体では6月頃から囃子の練習をしています。

笛・手振り鉦・太鼓の3種類の楽器が揃って、ねぶた囃子となります。一団体当たり50~100人で構成されています。笛は篠笛で歌口1ヶ所と指穴7ヶ所のものを使っています。太鼓は「締め太鼓」で「鋲打ち太鼓」は使用しません。手振り鉦は青銅または真鍮でできており灰皿のような形をしており、撞木を鉦の内側にこすりつけながら縁を打ちます。
笛・手振り鉦は、青森市内の楽器販売店で販売しています。

笛(初級編・中級編)・手振り鉦・太鼓と4種類の楽譜があります。基本がこの楽譜となり、団体・囃子方によって多少アレンジして演奏しています。楽譜はご希望があれば差し上げております。

運行コース沿線歩道に有料の観覧席を設置しています。
観覧席を購入しなくても、観覧席設置場所以外でご覧になれますが、見物客で混雑しております。

観覧席設置場所以外は、空きスペースでご覧になれます。
何日も前からやガムテープを道路に貼っての場所取りなど迷惑になる行為はご遠慮ください。マナーを守って楽しいお祭りにしましょう。

観覧席には、団体観覧席(10名様以上用)と個人観覧席(9名様以下用)があります。料金は団体観覧席・個人観覧席ともに、お一人様3,500円(税込・パンフレット付)となります。団体観覧席は4月上旬から申込受付、個人観覧席は6月下旬からの販売の予定です。

観覧席は歩道に設置しています。観覧席の形態は、パイプいす席・パイプ組桟敷席の2種類となります。ねぶた祭は屋外イベントのため、観覧席に屋根はついていません。雨天時は、レインコートなどのご準備をお願いいたします。傘の使用は他のお客様の視界の妨げとなりますのでご遠慮ください。

パイプいす席
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  パイプ組桟敷席
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車いす用のスペースを用意します。車いすでそのまま入れるように、場所だけを確保しています。料金は通常の観覧席より割引となっております。付き添いの方で座席が必要な場合は、通常の観覧席料をいただいております。

実行委員会では、ねぶた祭の運営を円滑に進めるため5つの委員会を設け準備を進めています。

  • 総務委員会は、ねぶた祭実行委員会の予算・決算、ラッセランドの管理、ねぶた祭のPRを担当しています。
  • 審査委員会は、ねぶた祭各賞の審査・決定を担当しています。
  • 伝承育成委員会は、制作者・囃子方の育成、町内ねぶたの運行、奨励金の交付を担当しています。
  • 運行委員会は、ねぶた運行コース・スケジュールの管理、先導役員団の誘導、大型ねぶた・子どもねぶたの誘導・運行、ねぶた祭の記録を担当しています。
  • 渉外委員会は、県内外観光客の総合案内、観覧席関係、パンフレットの作成、コースの清掃・美化、駐車場・交通輸送関係など受け入れ態勢を担当しています。
  • 海上運行委員会は、8月7日に行われるねぶた海上運行関係を担当しています。

祭主催団体・報道機関・有識者の中で、ねぶた又は芸術に造形の深い者で構成された審査委員が審査しています。

8月6日の日中に表彰式が行われます。祭り期間中毎日審査し、5日の夜の最終審査会で集計され、審査結果が出るのは、5日の夜遅くになります。受賞した団体は6日の運行時に額をつけお披露目運行します。

講習会でねぶたの知識を勉強し研修期間を経て、実際のガイドとして活動しています。
青い海公園にあるねぶた小屋ラッセランドでは、ねぶたについての無料ガイドを行っています。7月上旬から8月6日まで、ねぶたの制作風景や出陣前のねぶたを間近で見ることができ、ねぶたガイドが制作過程・歴史などをわかりやすく解説しています。

青森花火大会は8月7日午後7時15分から午後9時まで青森港で開催します。

海上運行ねぶたは浜町埠頭出発が6時30分、青い海公園沖を午後7時から午後8時まで運行、浜町埠頭着岸が午後8時40分となります。

ねぶたを台船の上に乗せ青森港を運行します。大賞・知事賞・市長賞などのねぶたが参加します。花火大会の打ち上げ数は約1万発で、海上に漂うねぶたとともに打ち上がる花火で、祭のフィナーレを飾ります。

青森港の堤埠頭近辺から「メモリアルシップ八甲田丸」近辺の海岸沿いで見られます。一部、観覧席設置場所・危険区域などの立入禁止区域もありますので、ご注意、ご理解をお願いします。

花火大会の主催者である「東奥日報社」で観覧席を販売しています。全席指定のパイプいす席となります。7月上旬からの販売となりますので、詳しくは、東奥日報社事業部 TEL.017-718-1135 にお問い合わせください。

祭の約1ヶ月前に、ねぶた祭PRの顔であるミスねぶたを決めるコンテストを開催します。コンテストで選ばれた『ミスねぶたグランプリ』『ミスねぶた』はねぶた祭の期間中、ねぶたパレードを先導し彩りを添えるほか、主催団体が行う年間イベント・PR行事に参加します。

8月1日午後6時から、ラッセランドで開催されます。ミスねぶた・ねぶた師の紹介、笛・太鼓の持久力コンテスト、ねぶた囃子の演奏会などのイベントが行われます。ねぶた小屋では、完成したねぶたに灯を入れて展示しています。

「ねぶた」だけにとどまらず、ハネト・バケト・囃子方・海上運行・花火大会など、ねぶた祭に関するあらゆる写真を募集します。推薦・特選など入選作品には、賞状・賞金が授与されます。8月下旬締切。

有料パンフレットや、総合案内リーフレット、祭り期間中の交通規制案内などが記載しているパンフレットを用意しております。また青森市内のマップや観光パンフレットもございますので、どうぞ事務局へお問い合わせください。

JR青森駅前の臨時案内所でねぶた祭や観光についての案内、パンフレットをご用意しておりますので、どうぞお立ち寄りください。

青森市内の宿泊施設については、以下を参考にしてください。

実行委員会では、大型バス専用無料駐車場(無料)と乗用車専用駐車場(有料)を用意しています。
大型バス専用は、新中央埠頭と新田浄化センターの2ヶ所で、乗用車専用は、運行コースまで徒歩約15分の青森操車場跡地北側になります。(1回1,000円)

団体・制作者等の許可が必要な場合がありますので、事務局までご連絡ください。

リンクはフリーですが、事務局までご連絡をお願いします。

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