青森自衛隊ねぶた協賛会
北の守護神「玄武と毘沙門天」
作: 有賀 義弘
毘沙門天は仏教で護法神として、四天王の一尊として数えられる。
独尊では、毘沙門天、四天王としては多聞天とも呼ばれ北の方角をつかさどる守護神である。また、福や財をもたらす神としても信仰され、七福神の一人とされてきた。
玄武は、中国の伝説上の神獣で四神の一柱として北の方角を守護する。一般的に亀の体に蛇が巻き付いた姿、或いは尾が蛇になっている亀の姿で描かれる。その姿から厳しい状況の中に、強い安定感を生み出し運気を切り開くといわれる。
このねぶたは、毘沙門天と玄武がともに北を守護する姿をあらわしており、困難な状況下にも負けずに北を守る青森駐屯地の隊員の姿を重ね合わせたものである。