あおもり市民ねぶた実行委員会
陰陽師、妖怪退治
作: 北村 麻子
陰陽師 それはこの国の「守り人」とも言われている。
陰陽師とは、古代の日本に存在した呪術、占術「陰陽道」を用い、吉凶を占い幻を現し、時には呪いや鬼さいも操ったと言われています。
陰陽師が最も活躍したのが平安時代である。その平安時代は平安とはうらはらに闇と迷信が支配し、怪異や天変地異、物の怪や怨霊が世を乱すと思われていた。
人々は神、鬼、精を「もの」と呼び恐れ、「もの」は人に取り付き、ある時は疫病を流行らせた。
どこからともなく現れ、人々に不幸をもたらす妖怪変化。それらと戦い、あるいは前兆を読み、不浄を取り除くことが陰陽師の役割だった。
人々は彼らを畏怖の念をもって「陰陽師」と呼んだ。
このねぶたは、陰陽師が霊符を用い、魑魅魍魎を退治している場面である。