日立連合ねぶた委員会
忠臣蔵
作: 北村 蓮明


播磨の国赤穂の城主浅野内匠頭は、松の廊下で起こした刃傷事件により、即日切腹。
そして浅野家のお取り潰しが決定した。
筆頭家老大石内蔵助は、大混乱に陥った藩内をまとめあげ、赤穂城を開城する。
その後、浅野家再興のために奔走するが、願いは叶わず、主君の無念を晴らすため、大石ら四十七人の同士は吉良上野介への仇討ちを決行するのである。
元禄十五年十二月十四日、前日から降り続いた大雪が止み、空には煌々と寒月が冴え渡っていた。
ねぶたは、意を決し討ち入りの太鼓をたたく大石 内蔵助と、吉良の家臣で、剣の鬼と呼ばれた清水一学の防戦の雄姿である。