青森自衛隊ねぶた協賛会
水滸伝 轟天雷 凌振
作: 有賀 義弘
水滸伝に登場する若き天才砲手、風火・金輪・子母の三砲を駆使し、その威力は十四・五里も遠くに飛び、その砲弾の落つるところは、天崩れ、地陥ち、山倒れ石裂ける有様だという。
呼延灼(こえんしゃく)率いる朝廷軍の梁山泊討伐戦で都より呼び寄せられるが、梁山泊の決死隊、阮小二 (げんしょうじ)に生け捕られてしまう。この報を聞いた栄江は自ら山を降りて凌振(りょうしん)を出迎え、梁山泊入山を口説き、礼を尽くされ唯一の憂慮で あった家族の身を保障された凌振は大いに感激し、梁山泊入山を決意する。
そして、湖水を挟んでにらみ合う呼延灼軍に向かって投名状代わりの大砲を発射し、入山の決意を大いに示すのだった。