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黒旋風李逵
作: 竹浪 比呂央
中国、北宋末、腐敗混濁した世にあって、好漢たちが権力に戦いを挑む水のほとりの物語「水滸伝」より。
謀反の罪に問われ、刑場へと引き立てられた、宗江と戴宗。首斬り役人が刀を手にし、これからというまさにその時、二人を救おうと梁山泊の面々が、どっと ばかり刑場へなだれこんできた。その中から飛び出し、真先に役人を斬り倒した黒い大男。手にする得意の二挺斧をふるって奮戦する、この男こそ、人呼んで 「黒いつむじ風」黒旋風李逵。
山東の地、梁山泊。ここに集う、綺羅星の豪傑百八人。彼もまたその一人である。
尚、ねぶたの送りは、馬上で指揮する梁山泊の頭領・托塔天皇晁蓋の勇姿である。