ねぶた愛好会
韋駄天
作: 諏訪 慎
お釈迦様が亡くなったときのことです。捷疾鬼という足の速いものが、お釈迦様の遺骨を奪い須弥山へ逃げた。それを見た韋駄天が一瞬のうちに頂上まで追いかけてゆき無事に遺骨を取り戻したという説話から、より足の速い神として知られています。
このことから足の速い人を「韋駄天」と呼ぶようになりました。
特に伽藍を守る神とされ、寺院の厨房などにその像がまつられています。修行僧が悪魔に悩まされるときは、走り来って救ってくれます。足腰の病を平癒してくれる神として、また小児の病魔を除く神として信仰されています。