ねぶた愛好会
水滸伝
作: 愛好会一同
中国北宋時代(960年-1127年)の頃、処は江西・道教の総本山、 霊峰竜虎山伏魔殿に閉じ込められていた百八人の魔王たちが解き放たれ、 それぞれの星宿を背負う三十六員の天罡星・七十二座の地煞星が水滸(水辺)の梁山泊に集結し、 悪政に立ち向かう物語である。
ねぶたは、梁山泊初代頭目の「王倫」が、腐敗した世を糺すため「宅塔天皇・晁蓋」たちが持ってきた軍資金をあてにし、自分の思うようにできなかったことに腹をたて、 晁蓋に「梁山泊を出て行け」と息巻く。 それをかぎつけた「天雄星・豹子頭林冲」が王倫を倒し晁蓋を頭目に据える場面である。