JRねぶた実行委員会
諸葛亮孔明と南蛮王
作: 北村 隆
中国魏・蜀・呉の時代、蜀の安泰を考え、南蛮を平定するため、諸葛亮孔明率いる蜀の南征軍は不毛の地、疫病の地といわれる南蛮の地に深く進軍した。
雲南省方面を支配していた南蛮王の猛獲は、孔明の戦略の前にはなす術もなく、配下の者は捕虜となり、自らも魏延によって生け捕りにされた。
孔明に歯がたたない猛獲は、南蛮の八納洞の主である木鹿大王(ぼくろくだいおう)に助けを求めた。
木鹿大王は、象に乗り、法術を使い虎、豹、毒蛇などの猛獣を操って孔明軍に挑戦した。
見たこともない猛獣を自由に操る木鹿大王に苦戦するが、木鹿大王は、孔明の戦略に破れさった。
七度戦い、七度破れ、七度釈放された猛獲も、遂には孔明に心服し南蛮は平定された。