東北電力ねぶた愛好会
風神・雷神
作: 穐元 和生
風神は、古くには「風伯(ふうはく)」または「風師(ふうし)」と呼ばれ、風をつかさどる神と云われる。
雷神は、雷電をつかさどり、雷を「なるかみ」「いかつち」という神格を示す言葉で表したように、古神道では神の姿は見ることができぬものとされ、もっぱら雷の威力が「鳴る神」として恐怖された。
雷神は、連鼓を負って雲の上を駆けている姿に描かれるのが常で、もとは仏教をつうじ伝えられた。
この雷公は、風伯と対して「風伯雷神」と呼ばれ、近世の美術に繰り返された画題(テーマ)である。